脈診について

温故知新

脈診とは東洋医学で古来発達してきた診断法で、両手首の脈を診ることで病因・病状を知り、治療中のはりの効き具合をリアルタイムで診断・確認できるものです。

診断機器も何も必要とせず、脈に触れるだけで体の変化をリアルタイムで診断できる脈診は、医科学技術の発達した現代においてもすぐれた診断法のひとつと言えます。

脈で何がわかるの？

脈の打ち方により、内臓の働き具合（機能低下や機能亢進、熱の有無、炎症の有無、自律神経の失調、血管や血液の状態（貧血、高脂血症、動脈硬化、高低血圧状態かどうか、体の回復力の強弱などを感覚的に知ることが出来ます。

これらの脈の状態（つまり体の状態）は、はりの刺激で即座に変化が表れます。したがって治療中も脈を診ることで、どれだけ体が変化しているか、はりが効いているかを知ることが出来るのです。

脈診なんてTVドラマでしか見たことがない？

脈診は非常に繊細な感覚による主観的な診断法のため、その修得にはとても長い時間と経験を要します。そのため、現代では脈診を用いない診断・治療法が一般的になっていますが、脈診による根本治療はあらゆる症状に対して有効です。

頑固な症状や原因不明の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。